鹿足郡吉賀町出身で、島根県立大学の入学を機に浜田市に移住。就職や結婚を経て、早くも10年が経つという平岡さん。Ruby(ルビー)というプログラミング言語を学び、仕事や趣味に活かしています。常日頃いろいろなことに疑問を持ち、ロジックを組み立てて解決の糸口を見つけることが好きだという。
また、市内の子供たちなどにプログラミングを教えるなどボランティア活動も積極的に行っています。
―浜田市の印象を教えてください。
(平岡さん)生まれてから島根県から出たことがないのですが、浜田市も吉賀町と同じ自然豊かでとても過ごしやすいまちだと思います。休みの日は金城町や旭町の温泉へ行ったり、石見海浜公園でキャンプも楽しみます。車でドライブするのも気分転換になりますね。
―平岡さんの興味は。
(平岡さん)趣味はプログラミングで、Ruby(ルビー)というプログラミング言語が好きです。パソコンから離れず没頭してコードを書くことも多いですね。妻からは呆れられて、「普通の人は用があるときにパソコンで調べ物をするのに、あなたは、用があるときにパソコンを切るのね。」と皮肉を言われます(笑)
―先ほどの話にあったRuby(ルビー)とは何ですか。
(平岡さん)Ruby(ルビー)はプログラミング言語の一つで、非常に書きやすく自由度の高い言語です。松江市在住のまつもとゆきひろさんがRuby(ルビー)の生みの親であり、島根県としても力を入れていてRuby World Conferenceというイベントも開催されています。
―どんなところで使われているのですか。
(平岡さん)有名な企業などでも利用されていて、レシピ検索できる「クックパッド」や島根県庁内のシステムもRuby(ルビー)でできています。浜田市内だとアクアスの展示パネルにも使われていますよ。
―平岡さんはRuby(ルビー)に関する活動でどんなことをしていますか。
(平岡さん)「Hamada.rb」というRuby(ルビー)が好きな人、興味がある人向けのコミュニティを運営しています。毎月1回開催していて、現在は新型コロナの影響を受けオンラインで開催しています。また、Hamada.rb内でRuby(ルビー)自体を改造したり、どうつくられているかを調べたりする、「Ruby Hacking Challenge in Hamada.rb」も同時開催しています。⇒Hamada.rb(外部サイトにリンクします)
そのほかにも、今は新型コロナの影響でしばらく開催できていませんが、子供向けに「CoderDojo浜田」というプログラミングを学べるコミュニティも運営しています。興味のある人は参加していただければと思います。
―どんな夢を持っていますか。
(平岡さん)浜田に住んでいる人のこまりごとが解決できるようお手伝いがしたいです。生活に繋がるものでいえば、浜田市がホームページで掲載している情報をLINEで受け取るようにできますね。同じように新型コロナに関する新着情報を受け取ることもできます。
他にも、位置情報を使って近くの浜田市内の飲食店を探すこともできたりします。観光で訪れた人向けに展開すると面白いんじゃないかなと思います。実際に浜田市内のテイクアウト対応店を位置情報から探してくれるものを作ったりもしました。⇒浜田市テイクアウト店アプリ
応用すれば、自分がいる場所から一番近いAED設置場所を表示させたりできると思います。こうしたスキルで創造力あふれるまちのお手伝いができると思います。
(平岡さん)前回作成したテイクアウト店アプリですが、今いる場所からどのルートを使えば最短で目的地に行けるか表示できるよう改良を加えました。(2020.10.1アップデート)
また、アプリの使い方については こちら
(平岡さん)Rubyを使ったことがない方向けに、プログラミング体験会を開催します。自宅にPCがあれば、オンラインで参加できます。興味のある方は、以下のサイトをご確認の上、是非ご参加ください。
(平岡さん)前回作成したテイクアウト店アプリを応用して、避難所アプリを開発してみました。
(浜田市)これって、例えば外出時に災害が起きても、どこに避難すればいいのか表示してくれるんですか?
(平岡さん)そうです。位置情報を読み取って、現在地から避難所までのルートを表示してくれます。
また、アプリの使い方については こちら
あなたの⼒で地域を元気に︕地元を応援したい︕誰かの役に⽴ちたい!
私たちはそんな想いを持っている人を探しています。
浜田に住んでいるわけじゃないけれど自分の知識、スキル、経験を活かして夢や使命を持ってがんばっている地域の人たちに「てごをする。」そんな“人とのつながり”って素敵だと思いませんか︖