浜田と言えば、やはり新鮮なお魚。日本海に面する浜田漁港のすぐそばにお店を構えるやなぎ水産。お店に入ると、ひと際素敵な笑顔でお客さんを明るく迎えてくれる柳専務に取材しました。

　はじめて訪れたお客さんに対しても親切・丁寧を心掛けている。彼の魅力に引き込まれ、いつの間にか周りにはいつも人だかりがあります。柳専務の見つめる先には何があるのでしょうか。

やなぎ水産のプロフィール

‐やなぎ水産について教えてください。

（柳専務）このやなぎ水産は、戦後祖父の魚商から始まり、魚の魅力、美味しさ、そして活気のある対面商売の面白さに魅せられ、地域の方々のおかげで三代目を受け継がせていただいております。

　浜田漁港の魚の特徴でもある、日本海で良質なプランクトンを食べ荒波にもまれることでより栄養価の高い、脂・旨みのある上質な魚を厳選してご用意しております。

　日本海でしか獲れない珍しいものが「食べたい！」「魚が大好き！」といった方は是非。ふるさとの懐かしい味を、お子様にも安全で栄養の高いものをなど、様々な思いをもった方々に納得して頂ける鮮魚をご用意しております。

（写真左：やなぎ水産　　　　　　写真右：やなぎ水産のみなさん）

‐朝市を覗いてみました。活気ある店内にはたくさんのお客さんであふれていましたね。

（柳専務）はい、毎週土・日の午前中には生鮮市場として、鮮魚だけでなく青果市場で仕入れたお野菜や惣菜なども販売しています。鮮度抜群なので是非一度来てみてください。

　また日によって違う手作り惣菜なども用意してお待ちしています。

（写真左：店内には豊富な青果・鮮魚が陳列されている　写真右：惣菜コーナー）

（写真左：握り寿司のコーナー　　　写真右：レジ前はお昼まで途切れることなく行列が続いていた）

‐鮮魚コーナーにもたくさんのお客さんがいましたね。

（柳専務）従業員総出でお客さんをお迎えしています。一言でいうと、元気の良さがやなぎ水産の魅力だと思っています。

　鮮魚コーナーでは、そのままお魚を購入してもらう事もできますが、ご自宅で簡単に調理できるようにどういう風に食べたいかご要望があれば、その場で捌いたりもできますよ。普段スーパーでは販売されていない魚も仕入れますので、今日は何があるのかなと立ち寄ってもらえると、レアな魚に出会うこともありますよ。

（写真：水槽から取り出してもらったタコに興味深々！）

‐今日その日に入ったお魚も勧めてくれるんですね。たしかアナゴを勧めておられましたね。

（柳専務）はい、この日は活きのいいアナゴが入りましたからね。さっそくお客さんに勧めました。アナゴというと、かば焼きで食べるイメージがあるのと思うのですが、鮮度が良ければ実は刺身が最高なんですよ。

（写真左：アナゴの血抜きを実演　　　　写真右：見事な包丁さばき）

（写真左：アナゴの食べ方について丁寧に教える柳専務　　写真右：このお魚な～に）

‐これから目指す柳専務の目標は何ですか。

（柳専務）最近では子供たちをはじめ魚離れになってきているので、たくさんの人に浜田の魚を食べてもらうことが僕の責務だと思っています。また、自分がこういった性格なのでね、来てもらう人に元気になってほしいですね。そしてそれを面白がって立ち寄ってもらえるお店にしたいです。

徹底的に鮮度にこだわった

‐仕事のかたわら電話されていましたが。

（柳専務）やなぎ水産では、東京や神奈川のレストランなどと提携しており、よく電話で注文が入ってきます。魚は鮮度が命ですから、発砲（スチロール）で梱包して、その日のうちに出荷します。

‐一般のお客さん向けにやなぎ水産では鮮魚のふるさと納税のメニューもありますよね。人気のふるさと納税のメニューを教えてください。

（柳専務）自分で言うと何か気恥ずかしいのですが、「この男の目利き！～浜田の旨い鮮魚3回お届けコース～」というメニューは人気だそうです。私のセンスでその時期の旬な魚を仕入れ、皆さんのご自宅にお届けします☆

　サービスとして、うろこやはらわたを取ることもできますので、注文の際には申しつけてくれればＯＫです。毎年頼まれる方によっては、今年は何が送られてくるんだろうと楽しみにされるファンの方もいます。浜田の鮮魚を是非賞味いただきたいと思います。

『ふるさとチョイス』のサイトは　こちら

≪参考≫
春（3月～5月）　スルメイカ、ノドグロ、バトウ（マトウダイ）、マアジ、など
夏（6月～8月）　アマダイ、マアジなど
秋（9月～11月） カレイ、ケンサキイカ、ノドグロ、サバなど
冬（12月～2月） カレイ、タチウオ、ノドグロ、ブリなど
※海水温や海流の影響で、水揚げ時期がずれたり、水揚げが少ない場合もあります。