浜田市三隅町東平原地区では振興作物の西条柿の生産が盛んに行われています。今回取材させていただいた三浦農園の三浦求(もとむ)さんと奥様の滋子(しげこ)さんは、50年以上前からこの地で西条柿を育てられており、数年前からは浜田市役所三隅支所と連携して「西条柿オーナー制度」を確立しました。
この西条柿オーナー制度とは、申込者が西条柿の木のオーナーとなり、夏にはオーナー自身で摘果(てきか)作業を行い、秋には収穫作業や箱詰め体験もできる制度です。
‐三浦さんはいつから西条柿の生産を行っているのですか?
(三浦さん)今から50年以上前からここで西条柿を育てています。かつて一面たばこ畑でしたが、家の前にある1本の木[表紙の写真]から本格的に西条柿の生産に挑戦したんですよ。
‐大きくておいしい西条柿を育てるためにどのような作業が必要ですか?
(三浦さん)柿を大きく育てるのには、摘果(てきか)という作業がとても重要です。摘果は、7月上旬~7月下旬に行うのですが、大きくて美味しい柿が実るように小さい柿の実や奇形果を間引きします。だいたい10㎝間隔で1つの果実を残すとよいよ。
(写真:摘果作業の様子)
‐西条柿を育てるのに困りごとはありますか?
(三浦さん)やっぱり悪天候が続くと困るね。霜や日照不足が続くことで、生理落下(せいりらっか)という現象が起き、思うように果実がならない。天候に左右されるのはどうしようもないんだけど…
また、秋になるとここは山の中なので、猪がいて困るね。穴を掘ったり、地面に近い柿は落とされるのも悩みの種です。
‐収穫した西条柿はどのようにして食べるのですか?
(三浦さん)ドライアイスで真空に梱包すれば、3日~4日で渋みが取れるよ。渋みが取れればそのまま剥いて食べれば美味しくいただけます。
また、西条柿は渋柿なので、皮を剥いて“吊るし柿”にしても美味しく食べれるよ。秋になれば、この家でも一面吊るし柿を作っているので是非来てみんさい。
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