hinaさん(Halau Hula O Lehua ʻUla)

フラダンスを通じて地域や人を楽しませたい

2021.12.02

幼いころから祖父母が暮らす浜田が大好きだったhinaさん。広島から念願だった浜田への移住を果たし、縁あって国府海岸の目の前にスタジオを構え、フラ・タヒチアンダンス教室を主宰する。「やりたいことがいつもあって、とにかく人を楽しませたい」と無邪気な笑顔を見せる彼女は、山陰に「陽」をもたらす根っからのエンターテイナーだ。

 


 

石見神楽を感じる情熱的な古典フラ・カヒコ

―フラダンスの魅力を教えてください。

(hinaさん)私のフラダンスとの出会いは、東京でヨガのインストラクターをしていた時にスタジオでフラを取り入れようと、講師をお呼びしたのがきっかけです。それまで私がイメージしていたゆったりとしたフラとは違い、楽器や歌があり、筋力を使った力強い踊りでした。さらに、本場ハワイで伝説のフラダンサーと称えられるナターシャの踊りに衝撃を受け、フラの魅力に惹かれました。今思えば、軽快な打楽器のリズムや祝詞(神様への口上)、自然を崇め全身でそれを表現する様から、子どもの頃に慣れ親しんだ「石見神楽」を感じたのかもしれません。

 

「リトルハワイ」国府海岸でフラができる喜び

―東京でフラダンスと出会ったhinaさんが、ここ国府町で教室を開くに至った経緯を教えてください。

(hinaさん)今から約10年前に実家の広島に戻り、現在一緒にフラ教室をやっているパートナーとハワイに修業へ行ったりして自己研鑽を積みました。その頃から祖父母の家がある三隅町で教室を開き、広島と浜田の行き来をしているうちに、素敵な出会いがあって-。実は、私は幼少期から祖父母に会いに行くのが大好きで、いつか浜田で暮らしたいと考えていました。夫の実家がある国府町で暮らすことになり、国府海岸の目と鼻の先にある旧飲食店舗をスタジオとしてリノベーションしました。国府の海は本当に綺麗で、ハワイの景色と似ています。そんな「リトルハワイ」でフラができるなんて最高ですよね。

 

 

本物を持って帰る人や頻繁に来てくれる人が必要

―浜田に移住をされて感じたことはありますか?
 また、フラダンスの活動の中で困っていることがあれば教えてください。

(hinaさん)都会から何か新しいものを持ってきてくれる人がもっと増えたらいいなと思います。ビジネスの視点からも、田舎はライバルが少なく成功しやすいと思います。(でもすぐに飽きられちゃうから、本物じゃないとダメですよ。)フラの活動では、教室やイベントの宣伝に悩みました。ポスティングするにも離れた一軒家ばかりで効率が悪いし、子どもを呼ぼうと思ったら親の車の都合まで配慮しないといけません。都会だとSNSで人が集まりますが、田舎は口コミで広がるので、移住当初は知り合いも少なく大変でした。地域のイベントなどで会場準備を手伝っていただける方の存在もありがたいです。

 

若い子たちがフラを通じて成長する機会を提供したい

―これからの夢を教えてください。

(hinaさん)やりたいことは溢れるようにありますが、私にとってフラ教室の生徒が成長する姿を見ることが一番のやりがいです。今では生徒が広島と島根で120名を超え、たくさんの出演依頼をいただけるようになりました。今の若い子は、自分の意見を言ったり行動したりすることが苦手だと感じています。フラを通じて学びをプロデュースできるような活動をしていきたいですし、地域の皆さんと企画している「海フェス」を継いでくれる人も現れてくれたら嬉しいです。あとは、美味しいパスタ屋さんとイチゴのショートケーキを出してくれるカフェが浜田にできたら完璧かな。

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