本多 瑠美子さん(コミュニティナース)

安心して暮らせる地域を、自分たちの手でつくる。

2022.05.13

本多瑠美子さんは、“コミュニティナース”として地域で健康的なまちづくりを実践中だ。岡見地区わくわくマーケット開催時に開かれる「まちの保健室」をのぞいてみると、スーパーもなく過疎化が進む地域で、笑い声の絶えない生き生きとした高齢者たちの姿があった。これまで培ってきた看護師としての経験に加え、彼女自身が放つ優しいオーラが住民に安心感を与えているのだろう。本多さんと会える「まちの保健室」は、住民にとってなくてはならない居場所となっていた。

 


 

健康的なまちづくりを、地域の皆さんと一緒に実践する。

―「コミュニティナース」とはどんな活動をする人なのでしょうか。

(本多さん)はい。コミュニティナースは、職業や資格ではなくて実践のあり方です。地域の人の暮らしの身近な存在として「うれしい」や「楽しい」を一緒につくり、心と身体の健康や安心を実現します。ナースという名称がついていますが、看護師である必要はありません。その人ならではの専門性を活かしながら、地域の人や異なる専門性を持った人と一緒に、病院の外で、自由で多様な地域ケアを実践しています。

 

 

看護師としての経験を、生まれ育った地域に還元したい。

―本多さんがコミュニティナースの活動を始めるにあたり、何か転機があったのでしょうか。

(本多さん)東京都内で看護師として病院に勤務していましたが、結婚を機に地元に戻りました。正直なところ病院勤務はもうやり切った感がありました。一方で、せっかく得た看護の知識をしまっておくのはもったいないと考え、これを地域の人に還元しようとシフトチェンジをしました。活動の第一歩として、地域住民でつくる岡見地区まちづくり推進委員会が運営する「わくわくマーケット」にあわせて、2019年から「まちの保健室」を開いています。

*わくわくマーケット:毎週水曜日に旧JA店舗でマーケットが開かれ、移動販売車もやってくる

 

 

フラットな関係性が、病気の早期発見につながる。

-実際に地域の人たちの反応を教えてください。

(本多さん)わくわくマーケットは、もともと岡見地区で唯一のスーパーが閉店したことをきっかけに始まった取組です。買い物を終えた地域の人たちは、店舗内に併設された住民の交流の場「ニコニコサロン」にて血圧測定をしながら世間話に花を咲かせています。地域の人に「あそこの家の娘だぁ」と存在を認識してもらい、気さくに声をかけていただけるのがうれしいですね。地域の人とフラットな関係性が築けていることで、日頃の会話の中から異変を感じ取り、病気の早期発見につなげることができると考えています。

 

 

安心して暮らせる地域を、自分たちの手でつくる。

―市外から応援してくださる方々に伝えたいことはありますか?

(本多さん)コミュニティナースの実践が、皆さんが暮らす地域でも広がっていけばうれしいです。住民どうしで声を掛け合える関係性ができれば、安心して暮らせる地域が生まれると思います。私の願いは、わくわくマーケットが継続すること。来てくれる人、運営のお世話をしてくれる人たちが元気でいられるように、私も関わりを続けていきたいです。小さいころから自分のことを知っている人たちだから、私も元気で暮らしている姿を見せることで恩返しになればいいなと思います。

 

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